3月24日次はメンフィスに行くつもりだったが、日にちが余ったので途中にあるフローレンス
という街に寄ってみる事にする。
アトランタからは一日1本しかバスが無い、AM8:30のバスに乗る為に3時間前くらいに
起床してホテルを出た、ここのバスディーポでホテルの彼は強盗に遭っている、細心の注意を払い
チケットを買った後は待合室の椅子にずっと座っていた。

無事にバスに乗り込む、けっこう客が多い座席が列車と違い
かなり狭い、これだとアメリカ人はかなり窮屈だろう。


予定通りに出発して、順調に進んでいく、途中で何度かレスト
ストップ(トイレ・食事休憩)に止まる、運転手の気まぐれ?
で止まっている様で、小さいバーガーショップなどに止まる
事が多かった。 

名前も聞いたことも無いような小さい街を通り過ぎてゆく
ガソリンスタンドで給油する古びれたピックアップトラックなど
いかにもアメリカ!といった光景が見れた。


この前ニュースで言ってたけど、アメリカ人でパスポートを
持っている人は、ほんの一部の人だそうだ。 ほとんどの人は
自分の国から出る事無はないと・・・ こういう風景を見ると
その事もうなずける。

ほぼ予定どおりにフローレンスに到着、すぐにホテルも見つ
かってチェックインを済ませる、ベストウエスタン系のモーテル
$35くらい、 フロントにはジェームス・ブラウンそっくりの
叔父さんがいた。


食事のできる所は無いか聞くと、「無いから、ピザでも頼んで
やろうか?」と言ってくれた、嬉しかったがちょっと
高かったので、近所のスーパーで夕食を済ませた。

帰りにフロントで街の地図を貰う、こちらがチップを
あげようとすると「そんなのいいよ〜」と笑顔で断られる。

ここには1泊しかしないので昼前にホテルを出る、何かえらい
寒いなと思っていたら、何と少し雪が積もっていた!
しかも小雨が降っていて、かなり寒い。


めいいっぱい着込んで歩くが、手がかじかんでかなり
辛かった、がんばってテネシー川の辺まで行くが、あまりの
寒さにバスの時間まで、バス停の中に居る事にした。

気温は寒いがこの町の人は何かと暖かい、すれ違う人達は
ほとんど笑顔で会釈してくれる、中には車の中からも手を
振ってくれたりする人もいた。 さらに濡れて歩いていると
車を停めて「ダウンタウンまで乗って行け」と言い出す人まで
現れた、これはさすがに断ったが・・・ 


←フローレンスの中心街、何も無い。

昨日まであの怖い、殺伐とした空気のアトランタにいた為
ここの雰囲気の良さに感動した。

バス停に到着、次はメンフィスに向かうが、またバスが1本
しか無い、時間まで食事や居眠りをしながら待っていたが
バスが来ない、何かのトラブルで遅れるそうだ、結局それから
3時間後にバスが来た、ここでも他の客は何も文句言わずに
待っていた。     

5時間くらいバス停にいた