9月28日、ニースを朝早い列車で発った、ちょうど出勤時間帯で列車は満員・・・ フランスにも朝の
満員列車は存在した。 

列車の乗客はほとんど、モナコで降りてしまった海沿いをずっと
走ってフランスとイタリアの国境の街(名前は忘れた)に到着


乗り換えの時間があったので、海辺まで歩いて行ってみる。
途中に市場などがあり、朝から活気づいていた、最後の地中海
を見納めて、すぐに駅に戻った。
                                       

イタリアに入りジェノバで乗り換え、ここの駅前にある売店の
パニーノは絶品!生ハムの塩加減がたまらない、2つも食べて
しまった。


その日の夜ローマに到着、初日に泊まったホテルに行くが
満室、他を紹介してもらい無事に宿を確保、3人部屋で隣は
オーストラリア人のカップル、夜に営みが始まらないと良いが
もし始まった時はどうしょう・・・ 
                                       

そんな考えとは裏腹に、とてもナイスガイな人達でした、ローマ
に1ヶ月滞在していて、明日からイギリスに行くそうだ。


明けて9月29日、彼達は僕にバナナを恵んでくれて、朝早くに
出発して行った。 ナポリへはローマから3時間ちょっとで到着
街の雰囲気は、異様にあぶない感じが・・・
                                      

この年jはカモッラ(ナポリのマフィア)達の間で、抗争がぼっ発
していて、とても危険と聞いていたので、細心の注意をはらい
街を歩く。


いたる所にコピー商品の露店がならんでいて、すごくガラが悪い
路地をのぞきこむと、迷路の様に入り組んでいて、あぶなーい
空気が流れていた。
                                       

街の高台に登ってみる、建物がすごくゴチャゴチャしていて他の
イタリアの街並みとは、違う感じがした。


何だかこの建物の密集した所は、香港に似ていると思う。
ビルとビルの間には細い路地が幾重も並んで、そこには人々の
生活が色濃く詰まっている。
                                       

ローマに戻る列車を待っていると、あやしい男女が小銭をくれと
ひつこく言い寄って来た、ここでも「何て言いよるかわからん
ばい」と日本語で返事する作戦がうまくいき、諦めて去って
行った。


ホテルに戻ると、オランダ人の女の子が部屋にいた完全な
ベジタリアンらしく、たまには肉も食べるのか?と尋ねたが、食べる
事はないと言っていた、肉を食べない・・・ カルチャーショックを
感じました。
                                         

フランス・イタリア国境付近の駅

ジェノバの駅

ヌーヴォー城

ナポリの街角

丘の上から

ナポリの街角