列車の走る音で目を覚ましボーッと外の風景を眺める、永遠と草原が続いている建物は何一つ無い、時刻変更線を超えて中部時間になったので、時計を1時間遅らせる。

しばらくすると、湿地帯の中に列車は進んで行き両側を湖にかこまれ、まるで水の上を走っている様な風景が広がる。

これから向かうニューオリンズは言わずと知れたジャズ発祥
の地、昔は奴隷の水揚げ港としての顔もある。

座ったままの体制で眠った為、体が痛い・・・ もうすぐ到着す
る時刻なので、降りる準備を始める。結局遅れを取り戻し、
予定より1時間遅れくらいでニューオリンズに到着した。

着いたのは良いが駅の中・周りには何も無い、ここで他の
客もかなり降りたのだが、みんなそれぞれ散らばって行く
とりあえず近くのショッピングモールで昼食をとる。

ここでは予めユースホステルの予約を取っていた、場所が
わからないので探す事にする、背中の荷物がかなり重い。

地図上ではそう遠くなさそうだったので、歩きで行くことにする
しかし、1時間くらい歩いてもまだ着かない周りは閑散とした
住宅街、だんだん不安になる。

店などの窓ガラスは割れていて、営業しているのかも
わからない、危な〜い雰囲気がする。 足早に歩いてやっとの
思いでホテルにたどり着く。

無事にチェックインを済ませて、荷物を置いてダウンタウンに
行って見る、バスでの行き方を教わり、今度はバスで楽々
15分くらいで着いた。

フレンチクォーターという(昔の町並みが保存されている)一角
をブラブラして、日が暮れて来たのでホテルに戻る。
中庭のテーブルに座っていると、2人の青年がやって来た。

2人はイギリスからきたそうだ、その中の一人がゆっくりとした
簡単な英語で話してくれる為、なんとか会話が成り立った。
その他にイギリス人の女性3人、オーストラリア人の男性2人
でダウンタウンに飲みに行くことになった。

生バンドが演奏するバーに行き、その後カラオケ・バーに行く
バイオリン片手に歌う女性Voがかなりカッコ良い。

カラオケ・バーは衝撃的だった、日本みたいにBOXではなく
歌う人がステージに立ち歌うという方式、ステージの下では
他の客が踊りまくっている、さすがに歌えなかった、、、

最後にホテルの近くのバーに移動、カウンターにはカバー
オールを来たマスター、置くにはビリヤードの台とポーカー
ゲーム機が置いてあり、いかにもアメリカって感じの所だった。


明け方までここで遊んでホテルに戻り爆睡する。