9月12日この旅行のメインイベントであるイタリアGPの観戦、まだ暗いうちに起床して
窓の外を見ると、ホテルの前に酔っ払った悪そうな若者がたむろしている!
絶対に今出ると絡まれると思い「早く帰れ!」 と願いつつ結局は列車を1本遅らせて
出発する事になる。
まずはボローニャからミラノまで移動する、また2時間半
くらいの移動、でもミラノのホテルはF1ウィークには満員に
なるし、べらぼうに高いのでこの方法を選んで正解だった。
しかも列車での移動はユーレイルパスのお陰ですべて無料!
この辺りではまだ、F1を見に行きそうな人達は居なかった。
ボローニャ駅
ミラノに到着すると、すぐに赤い軍団が目に付いた。
駅にはサーキット行きの臨時列車が止まっていて、もうすでに
多くの人が乗り込んでいる、車内は赤い軍団で埋め尽くされて
いるが、日本人の姿も見かけた。
30分くらいでレズモ駅に到着、降りると何と雨が降っている!
これで一気に気分が冷めた、DAYTONA500に続いてまた雨!
雨具も持っていない、、、
モンッツアのレズモ駅
濡れながらゲートに向かう、入り口付近にいたダフ屋から
50ユーロの自由席のチケットを購入(最初は良い席で見る
つもりで、200ユーロくらいは出すつもりだったが、この雨で
もうどうでも良くなってしまった。)
レズモ側のゲートから入場、中には沢山の泊まり組がいて
テントがあちらこちらに張ってある、レズモコーナー付近に
場所をとり、スタートまでその場でずっと待つ。
ドライバーパレード(誰も見えず・・)
隣のイタリア人軍団が俺が日本人と知ると、バカにした
表情で「サトウハスグニブツカルゾ!」みたいな事をイタリア語
で行ってきた、「No!He is Fast!」と反論するが、またさらに
からかわれてしまった。
彼らには全く英語が通じず、イタリア語で質問してくるので旨く
コミニュケーションが出来ない、でも彼らから佐藤琢磨が予選
5位という事を教えてもらい、気分が少し盛り上がってきた。
トイレの屋根から観戦
アメリカでもそうだったが、みんなゴミをそこら中に投げ捨て
まくる、地面はすごく汚くなっている、こういう所は日本人の
マナーの良さを見習って欲しい。
そうこうしている中にスタートの時間が迫ってきた、1台の
マシンがピットから出てきて、エキゾースト音がだんだん
近付いて来る、最初にジョーダンのマシンが目の前を駆け
抜けてゆく、周りからはすごい歓声が巻き起こる。
ミナルディ
フェラーリの2台が通る時には、一際大きな歓声が巻き起こる
特にシューマッハの時は凄かった。
新しいレギュレーションになって、朝のフリー走行も無くて
ピットからグリッドに向かう時も1周しか見れないので、かなり
物足りない。
R・バリチェロ/フェラーリ