9月14日、昨夜は同部屋のブラジル人が、日本人は寿司ばかり食べていると思って
いたので、一般庶民は寿司は高価で特別な日しか食べれない事を説明するのに
苦労した。

インターラーケンには3日間滞在したが、連日そこから他の街に出かけたのでインター
ラーケンはほとんど見て回っていない。

この日はあさから小雨がパラついていた、この街は標高500m
位の所にあって、周りには3000〜4000m級の山がそびえ
立っている。


3000mぐらいまで登山鉄道で行けるのだが、この路線は
レイルパス使えないし、山頂まで往復したら2万近くかかって
しまう、始発はすこし安くなるので、それで行こうと思ったが、
この天候なので予定を変更した。
                                       

インターラーケン・オスト(東)駅

駅の隣の船着場から、ブリエンツ湖の遊覧船が出ていた
(レイルパスが使える!)のでそれに乗ってブリエンツまで
行ってみる事にした。


時間まで川岸の遊歩道から川を覗き込むと、いろがすごく
青白い! 後で知ったが、ここは山からの雪解け水が流れて
きているので、こんな色をしているのだそうだ。
                                     

青白い川

船の時間が来たので、船着場に行って見る、乗客はほとんど
お年寄りのツアー客ばかりだった、その中に混じって船に乗り
込む。


3階建ての船は、レストランなどがあり、小さいながらもけっこう
豪華だった、食事をするお金は無かったので、甲板のベンチに
座って出航するのを待つ、かなり寒い。
                                       

ブリエンツ湖クルーズの船

出航の時間になり、船はゆっくりと湖の方に出てゆく。
遊覧船と言っても、湖の周辺の町を結ぶ定期船も兼ねて
いるようだ、湖をジグザグに進んで各町に止まって行く。


船からは、緑いっぱいの山々や、その山と湖に挟まれた小さい
箱庭の様な町が見えてすごく綺麗だった。
お年寄り達も「オービューティフル!」と連呼していた。
                                      

湖周辺の町

1時間少々で、ブリエンツに到着、インターラーケンからは
鉄道で来る事もできる(電車なら15分くらい)
とりあえず、腹が減ったので、スーパーでパンと干しぶどうを
買い、近くの広場で昼飯。


その後、街をしばし散策する、木彫で有名な町らしく、木彫りの
置物やオルゴールを売る店がたくさんあった。
                                       

ブリエンツの街角

この街からブリエンツ・ロートホルン鉄道が出ていて、ルート
ホルン山頂(2,349m)まで運行している、山頂からの眺めは
とても素晴らしいそうだ。


帰りは電車に乗って帰る、ホテルに戻ると、同じ部屋に日本人
が居た、兄弟2人で高知から来ているそうで1ヶ月くらい
ヨーロッパを回っているらしい、2人ともとても良いコンビネーション
だった。 その夜は、お互いに情報交換をし合って眠った。 
                                        

ロートホルン鉄道