9月15日、この日も雨が降っていた、しかも昨日よりもひどい・・・
昨日から考えていたが、もし雨が降ったら遠出してでも山を見に行こう、と思っていた。

そして予想通りに雨が降っている、早起きしてバタバタ準備をして、すこし遠いが
ツェルマットまでマッターホルンを見に行くことにした。 部屋を出る時はまだ他の人達は
眠っていた。

雨が降っている事もあってか、けっこう寒い。
1階の厨房では朝早くから朝食の準備をしていた、良い匂いが
漂って来る。


ツェルマットに行くには列車を2回乗り換えて行かなければ
ならない、まずは”Spiez”という街を目指す、今日は東駅ではなく
西駅から列車に乗る。
                                        

インターラーケンでの宿

駅でパンと水だけの軽い朝食をとる。
インターラーケン → シュピーツ → ブリーク → ツェルマット
乗り換え2回で、時間はかなりかかった記憶がある。


一山超えれば、イタリアという街ブリークからBVZ鉄道で
標高1604mのツェルマットの街まで登って行く、この区間は
レイルパスが使えない為、往復75SFrくらいの切符を泣く泣く
購入した。
                                       

ブリーク〜ツェルマットの車窓

しばらくすると、列車は急勾配を登りだす、車窓からはすごい
断崖絶壁が見えてくる、時々そこに、へばりつく様に家があって
急斜面に牛が放牧されていたりする。


残念な事に、かなり移動してきたにもかかわらず、ここの空も
分厚い雲に覆われていた、これではマッターホルンも見え
そうにない・・・
                                       

ブリーク〜ツェルマットの車窓2

この街は環境保護の為、車の乗り入れが禁止されているらしい
移動は徒歩か、電気自動車または馬車を使うようになっている
あちこちで電気自動車が走りまくっている為、注意しておかない
とひかれそうになる。


街には、トレッキングの装備をした人を良く見かけた、みんな
これから思い思いのハイキングに出かけるのだろう。
                                       

ツェルマットのメインストリート

あいにく空を覆った雲は晴れる事が無かった。
ここまで来たのに、マッターホルンを見る事はできなかった・・・
しかも小雨まで降ってきやがった!


もう山の姿を見るのはあきらめて、列車の時間まで街を散策
する事にした。
                                      

ツェルマットの街角